奈良にて2011年11月09日

 
関西へ行ってきました。
私の所属する木村治美エッセイストグループのエッセイ公開合評会に参加するためです。
奈良にある志賀直哉の旧居が、現在、奈良学園セミナーハウスとして活用されていて、その場所で行われました。
関西圏から参加された方がほとんどで、作者一人ひとり、自分のエッセイを読み上げます。まあなんと、その朗読の耳に心地よいこと。
新横浜から乗り込んだ新幹線の中で、それらの作品を下読みして会に臨んだのですが、まるで違う作品のように感じられました。ご自身のお国ことばで読まれると、生き生きと作品が立ち上がって、作者の思いが伝わってくるのです。
エッセイは目で読むことが大前提ではあるはず。それでも、朗読の持つ力を改めて思わずにはいられませんでした。

写真は、志賀直哉が執筆にいそしんだ机だそうです。
いかにも名作が生まれそう。
……でも似合うのはやはり、万年筆と原稿用紙でしょうか。大型のパソコンを置いたら、窓外の景色も隠れてしまいますね。


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