エッセイの書き方のコツ(7):「わき出る言葉 生活に潤い」という記事2012年04月30日


ブログの更新も10日ぶり。書き方シリーズも3月8日以来です。

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現在、朝日新聞の生活面に「詩人になる」というシリーズが連載されています。今日で4回目。読まれた方も多いことでしょう。
大阪にある、詩とエッセイのクラスの紹介を通して、「詩作のすすめ」がつづられていきます。詩もエッセイも、言葉で表現することに変わりはありません。

1回目は「わき出る言葉 生活に潤い」というタイトル。
生徒さんたちが、それぞれの思いを口にします。
「暮らしの中から、あれ書いたらおもしろそうやないか、と浮かんでくる。書くから、引っかかってくる。書かなかったら、そんな見方もしない。違うところに光が当たって、生活がおもしろくなってきた」
「ピタッとする言葉に出会えたとき、やっと一つの作品ができあがったときの喜びは、何ものにも代えがたい」
それらの思いは、エッセイを書く醍醐味とまったく同じですね。

おもしろそうなこと、ないかな。
どんな言葉が、どんな文がぴったりするかな。
暮らしの中で、いつもアンテナを張りめぐらしていることが、生活を潤し、生きがいにもなっていく。それがエッセイの楽しみであり、上達の道でもあると思います。

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ところで、この記事を書いたのは、新聞記者の佐々波幸子さん。
3年前、私が所属する木村治美エッセイストグループで『LIVING JAPAN』という英文のエッセイ集を出版したときに、彼女の取材を受けました。
今回は、私が彼女の記事を紹介して、思わぬご縁となりました。

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