自閉症児の母として(6):「障害児保育」の感想文レポート2013年01月14日


千葉県松戸市にある聖徳大学の「障害児教育」という講義のなかで、私の著書『歌おうか、モト君。』を課題図書として、履修する学生さんに読んでもらっています。
そんなわけで、私も大学に出向いて教室でお話をする機会があります。
そして、学生さんたちが提出する感想文のレポートに目を通します。

今回の履修生は、200名を超えていました。
昨年12月に、学生さんたちのレポートがどさりと届きました。思いがけず、私にも冬休みの宿題です。
201名分のレポート。


担当の教授が作ったレポートには、印象に残ったエッセイを2つ選んでその理由を書く、という設問があります。
お読みくださった方、ご自分だったら、どれを選ばれるでしょうか。
統計を取ってみると、ベスト5は以下のとおりでした。

 ①ママと呼んで

 ②ギフト

 ③おにいちゃんのこと

 ④TSUNAMI

 ⑤夢のシドニー二人旅

この結果は、なんと前の学期でも同じだったのです。
学生さんのほとんどは、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭を目指しています。①と②は息子が自閉症と診断された3歳のころの話ですから、関心が高いのもうなずけます。
③は、学生さん自身の立場で、わが家の長女と次男に思いをはせてくれたようです。
④は、小学6年の担任U先生が登場。そのほか、T先生の登場する話にも多くの支持がありました。息子と心を通わせてくれた先生や、能力を見出してくれた先生に対して、学生さんたちの心が動いたのだと思います。
⑤は、たくさんのエピソードがあるので、理由もさまざまでした。

自由に書いてもらった感想文を読み、ひとことコメントを書いて、可愛いスタンプと自分のシャチハタを、ペタン&ポン。
さすがに201名分。書きでがありました。

かわいいスタンプとシャチハタネームをペタン&ポン!


学生さんのレポートは、若い感性にあふれています。
本を読んでもらって、感想を書いてもらって、それを読ませてもらって……いつもながらに感謝です♡

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