旅のフォトエッセイ:東松島へ(8)~松島へ~ ― 2013年07月07日
今日は、七夕。
七夕を別名「笹の節供」といい、今日は「笹かま」の日でもあるそうです。
七夕祭りといえば、仙台。「笹かま」といえば、宮城県の名産品ですね。
明治時代に、この辺りでヒラメの大漁が続き、消費地である仙台に盛んに運び込まれても持て余すほどだったそうです。そこで眼先のきく魚屋がヒラメで蒲鉾を作ってみたが、蒲鉾独特の腰の強さがない。試行錯誤の末、鰹節で味をつけ、みりん・酒・砂糖・卵白などで練り合わせて焼くことで、パリッとして保存のきく、笹の葉っぱの様な形の蒲鉾ができあがった。
これを「笹かま」と呼ぶようになったのは、仙台藩主伊達家の家紋「竹に雀」の笹にちなんでいるそうです。(「暮らし歳時記」Facebookページより)
七夕を別名「笹の節供」といい、今日は「笹かま」の日でもあるそうです。
七夕祭りといえば、仙台。「笹かま」といえば、宮城県の名産品ですね。
明治時代に、この辺りでヒラメの大漁が続き、消費地である仙台に盛んに運び込まれても持て余すほどだったそうです。そこで眼先のきく魚屋がヒラメで蒲鉾を作ってみたが、蒲鉾独特の腰の強さがない。試行錯誤の末、鰹節で味をつけ、みりん・酒・砂糖・卵白などで練り合わせて焼くことで、パリッとして保存のきく、笹の葉っぱの様な形の蒲鉾ができあがった。
これを「笹かま」と呼ぶようになったのは、仙台藩主伊達家の家紋「竹に雀」の笹にちなんでいるそうです。(「暮らし歳時記」Facebookページより)
瑞巌寺の参道で見かけた伊達家の紋章。
というわけで今回は、清美さんが連れていってくれた松島の「松かま」という蒲鉾屋さんを紹介しましょう。
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東松島からは車で30分ほどで、松島に着く。
日本三景の一つ、風光明媚な観光地である。
松島湾に浮かぶ島々のおかげで、大津波をまぬがれ、被害も小さかったという。
笹かまぼこの老舗「松かま」は、のり工房矢本とも取引があるそうだ。
これが、松かま門前店。
モダンな作りで、2階は松美庵カフェというおしゃれなカフェになっている。
津波の後は、この辺り一帯の道路も冠水した。店舗の中には汚泥が入り込んでいた。それでも、3か月後には営業を再開したという。
店頭の巨大笹かまの模型にすり寄るオバサンふたり。
店内では、笹かま手焼き体験ができる。
娘がかじっているのは、「むう」という名のお豆腐揚げかまぼこ。社長さんからのサービスで、こっそりいただいたもの。
アツアツの焼きたてで、甘くてとてもおいしかったです! ごちそうさま。
あ、ありました! のり工房の塩のり発見!
屋上テラスからは、松島湾の絶景が見渡せる。
お盆には、花火見物に最高の場所。(ただし、VIPのみご招待だそうです)
帰りには、瑞巌寺の五大堂を見物。
伊達正宗が再建した桃山建築だといわれる。重要文化財だ。
その小島に渡るために架けられた「すかし橋」。
橋げたの隙間から下に海が見える。五大堂へ行くときに気持ちを引き締めることができるように、と造られたという。
ゴールデンウィークのさなかで、松島は観光客でにぎわっていた。
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