自閉症児の母として(19):世界にたった一つの「障がい児保育」のレポート2014年01月14日

聖徳大学のキャンパス

昨年12月半ば、千葉県松戸の聖徳大学へ行ってきました。
毎年、「障がい児保育」の講義のなかで、私の著書『歌おうか、モト君。~自閉症児とともに歩む子育てエッセイ~』をテキストとして読んでもらっているので、著者として出向き、お話をさせてもらっているのです。

最初にお話をしたとき、女子大の学生さんたちは、ほとんどがモトと同じ年でした。
それから8年、年に1回か2回通っているうちに、学生さんたちはなんと次男と同じ年齢になりました。当たり前ですね。時が流れました。

今回は、こんなにかわいらしい感想文を書いてくれました!

世界にたった一つの「ひとみさんへ」というレポート

さすがは、将来の保育士さんや幼稚園の先生です。
数人のグループで、本の中からエッセイを一つ選び、それについて読み込んで、感じたことや学んだことを書いてくれています。

今日は、私がそれに対して、改めてコメントを書いて送りました。
自閉症児のこだわりに付き合うのは大変だけれど、根気よく相手をするうちにかならず心が通うようになって、親子のきずなが生まれること。
自閉症児であろうと健常児であろうと、生まれてきた子どもはみな神様からのギフト。育てることができる幸せに変わりはないこと。
将来は、エッセイの中に登場するT先生やU先生のように、素敵な先生になってほしいこと……。

出版から8年が過ぎました。
そろそろ、二冊目……という思いが膨らんできます。






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コメント

_ 米国ののろまな通信生 ― 2014/01/22 12:12

HITOMI先生、新年のご挨拶がすっかり遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 二冊目は出版されないのかなーと首を長くして待ち望んでいる読者がここにいますよ~ 大人になったモト君とHITOMI先生の暮らしや想いを読者にシェアしていただけるとうれしいです。ぜひぜひ二冊目を! 出版がかなうことを祈っています。

_ hitomi ― 2014/01/22 21:44

米国ののろまな通信生さん、
こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いします。二冊目のことを公言して、自分を追い詰めないと、なかなか始められない人ですから……。待っていてくださる読者がいるなんて、うれしい限りですね。ありがとう!

_ 村上 好 ― 2014/10/27 20:44

hitomi さん

<自閉症児であろうと健常児であろうと、生まれてきた子どもはみな神様からのギフト。育てることができる幸せに変わりはないこと>

深くかみしめたい言葉です。

私たちには34歳の娘と37歳の息子がいます。そして3歳の男の子の孫がいます。
大人になったから「私たちの子供」でなくなるわけではない。生きている限り、育てていきたい。そのためには、育てることができる力のある親でなければなりません。難しい課題です。命尽きるまで成長する父親でありたいと思います。

村上 好

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