ダイアリーエッセイ:母の手術が終わって2016年04月18日

 



ご心配をおかけしました。

10時間に及ぶ手術を、93歳の母はがんばり抜きました。そして、胃の3分の2を切除しました。

あまりに時間がかかるので一時は気をもみましたが、意識も戻り、今夜はICUで、管に繋がれたまま眠ります。

 

長い長い一日でした。

私は姉と二人、病室で待機しながら、テレビで九州の地震の映像を見続けていました。

そういえば、21年前の1月、次男のお産のときもこの同じ病院に入院し、翌日起きた阪神淡路大震災の映像を毎日見ていたものです。

 

次男は成長して、神戸の街も見事に復興しました。

母もこれから、少しずつでも回復していくことを信じています。

九州の被災された方々も、大地震の恐怖のなか、守り抜いた命を大切にして、復興に立ち向かってほしいと思いました。

 

写真は、パリのオルセー美術館の大時計。内側から撮りました。

はるか向こうに、モンマルトルの丘が見えています。

 

皆さま、まだまだ母の快復には時間がかかることでしょう。

どうぞこれからもお祈りいただけたら幸いです。



 

 



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