ダイアリーエッセイ:クリスマスリースの思い出 ― 2018年12月25日


クリスマスリースを23日になってようやく飾りました。
思い出すのは、地方の社宅のアパートに住んでいた30年も前の昔のこと。
玄関のドアの外に、ちょっと奮発して、銀座のソニープラザで買ってきた綺麗なリースを飾りました。
ところが、2、3日して気付いたら消えていたのです。あちこち捜しましたが、どこにもありませんでした。
あれ、盗まれた? それとも誰かのいたずら?
いずれにしても、クリスマスに他人の物を? それを自分の家に飾ってうれしいの?
その誰かの心の中を想像すると、背中が寒くなるようでした。
それ以来、リースはいつも屋内に飾ります。飾るたびに、今でもその誰かのことを思います。
せめて、いっときでも私のリースが誰かの心を温めたのだったらそれでいいわと思ったり、もしかしたらサンタさんが、恵まれない子どもたちのためのプレゼントが足りなくなって、持って行ってしまったのかも……などと、絵本のお話のようなことを空想したりするのです。
昨晩は長男を連れて、夜半のクリスマスミサに行ってきました。
北風が吹いてとても寒かったけれど、リースのように丸い月が美しく輝いていました。
皆さん、メリークリスマス☆☆☆❣
