自閉症児の母として(61):息子の職場を訪問して2019年07月30日

 


長男の障害支援区分の認定は、3年おきに調査があります。その面接のため、職場を訪ねました。就労継続支援A型の障害者のための職場です。

せっかくの機会なので、彼が担当している作業を見せてもらいました。

 


何をしているのか、おわかりいただけるでしょうか。

専用の機械装置の前で、二つのジャックをプラス極とマイナス極に差し込んで、電通検査をしているところです。モニターに結果が表示され、少しでも具合が悪いと不良品としてはねるのです。

まるでゲーム機器かエレクトーンの調音部分のようで、彼にとってはお手の物なのかもしれません。

職場で、この作業を任せてもらっているのは、息子一人だとのこと。本来は職員の方が装置を備えて作業開始となるのに、彼は最初からすべて自分でやってしまうそうです。

「とにかく検査の精度が高いです。ほぼ完ぺき」と褒められました。

自閉症の過敏なほどの几帳面さと集中力。まさに、障害特性を生かせる作業です。そのことがとてもうれしかった。彼の求めてきた仕事が、ようやく見つかったような気がしました。

彼専用の小さなコックピットの中で、飽きることなくこの作業に没頭する毎日です。

 

そして、じつはこの部品、AEDに取り付けられるコードなのです。

いのちの瀬戸際で活躍する道具の、ほんの一部とはいえ息子が担っていることに、私は少なからず感動しました。

中国からの部品ですが、昨今のアメリカとの摩擦で、入って来ない時期もあったそうです。だから、習さんとトランプさん、仲良くして息子たちから仕事を取り上げないでくださいね。

  



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