「人生に勝つ」って、ナニソレ!?2013年01月31日

Facebookの友達が、「勝ち組・負け組」という言葉は大嫌いだ、と書いていた。
まったく同感だ。
最近はあまり言われなくなったな、と思ったら、「人生に勝つ」という言葉が、だれかの著書のタイトルに使われていた。
これも、「勝ち組」と同じ意味に思えて、不愉快になる。

そもそも、いったいだれがだれの人生と戦っている、っていうの。
人生は戦うものではない。
たった一度の人生、自分だけのかけがえのない人生を、いつくしみながら、精いっぱい生きるものではないだろうか。

なんて、かっこつけて言ってみても、前向きなことばかり書いていても、私にだって、舌打ちばかりして、「ったくぅ!」とひとり呟くこと30回の日も、ないわけではない。
加齢とともにあちこちガタがくる体、思いどおりにならない仕事、世話のやける家族……
心配も悩みも苦痛もゆううつも、愚痴を言いだしたら、きりがないのだ。

それでも、日はまた昇ってくる。
日の光をよりたくさん心のなかに受け入れることができるように、努力してみる。
見たかった映画、大好きなケーキ、花の香り、お気に入りのおしゃれ、おなかの底から声を出して歌うこと、気の合う友達とのひととき、次の旅行の計画、新しい仕事のプラン……
ほら、楽しいことをあげてみたら、こっちもきりがない。
 
そんな毎日の繰り返し。
戦いはどこにもない。
今日もまた、私の人生を生きていけることに感謝して、歩いていく。
それが人生ってもんさ。



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