訃報 津川雅彦さん ― 2018年08月09日
俳優の津川雅彦さんが亡くなりました。
6年前の2012年2月20日のブログ記事に、津川さんと一緒に撮った写真を載せています。
▼写真中央の銀色のパンツの男性が津川さんです。
ひょんなことから知り合った若い女性の友人に誘われて、東日本大震災の復興応援プロジェクトに参加しました。その大勢の仲間たちと、数回にわたる宮城県東松島市の物産展のお手伝いをさせてもらったのです。津川さんも、そのプロジェクトに協力をしてくれていました。
今でも、当時のボランティア仲間たちとは友人として繋がっています。縁もゆかりもなかった東松島にも、かけがえのない友達がたくさん出来ました。
2012年の物産展をお手伝いした体験は、私の大きな宝物となったのでした。
だからこそ、津川さんの訃報を聞いた時には、本当にショックでした。
6年前に実際にお目にかかった津川さんは、相変わらずダンディで、白いおひげもカッコよく見えるほど、はつらつとしていました。少し前までおばさまたちを虜にする色男の代表格だったのですから。
ところが、愛妻家で知られる津川さんだからこそ、今年4月に朝丘雪路さんが亡くなった時にはすっかり悲しみに打ちひしがれた様子で、ご自身も肺を患っているとか、鼻からチューブを入れた痛々しい姿でした。
6年前との変わりように、大丈夫なのだろうかと心配になったものでした。
亡くなる当日まで、食欲もあり、仕事にも意欲的だったそうです。
さみしがり屋の奥様が呼ぶ声が聞こえて、ふっとそちらに行きたくなってしまったのかもしれませんね。
ご冥福をお祈りいたします。
コミュニケーション・プレイス ― 2014年02月14日
昨日のエッセイサロンについても、コーディネーターのNaomiさんが、オフィシャルブログで紹介してくれました。こちらもどうぞお読みくださいね。
そして、エッセイ以外のほかのページも覗いてあげてください。
コミュニケーション・プレイスには、エッセイばかりではなく、おしゃれなアートからアンチエイジングまで、魅力的な講座がたくさんあります。
興味のある講座がありましたら、ぜひ一度、参加なさってみませんか。
大人の女性が集い、お仲間同士のつながりも広がります。
本日のエッセイサロンin銀座 ― 2014年02月13日
今日は、先日もお知らせしましたように、しばらくお休み前の最後のサロンでした。
なんと、先日の雪のため、ご本人やご家族が転んで骨折してしまって欠席という方がお二人も……。どうぞ、お大事になさってくださいね。
5名のこぢんまりとしたクラスになりましたが、提出いただいたエッセイが3編。じっくりと味わい、語り合うことができました。
さらに、次のような観点から、講師改訂版を作り、持参しました。
・セリフはなるべく改行して、目立つようにする
・同じ言い回しは避ける
・1行あけは、多すぎないように
・字数内に収める工夫を
改訂前と改訂後とを読み比べることで、その違いがよくおわかりいただけたのではないでしょうか。
さて、4月から別のエッセイの仕事に就くことになりました。その仕事については、いずれお知らせできるかもしれませんが、エッセイサロンin銀座は、とりあえず1年のお休みをいただきます。
再開の予定が立ちましたら、またお知らせいたしますので、ぜひご参加ください。
明日も大雪の予報です。
くれぐれも足元にはご用心を!
エッセイサロンin銀座:2月のご案内と、しばらくお休みのお知らせ ― 2014年01月31日
以前からご案内しているエッセイサロンin銀座。
Naomi Place主催コミュニケーション・プレイスの一講座として行われてきましたが、私の個人的な事情により、2月の講座を持ちまして、しばらくお休みさせていただきます。
これまで、ご興味を持ちながらご参加いただけなかった方も、火曜日がご都合の悪かった方も、しばらくぶりの方も、ぜひ、2月13日木曜日、思い切ってご参加いただければと思います。
エッセイに限らず、ブログやSNSなど、どんな文章にも当てはまる日本語の基本的なルールを、わかりやすく解説いたします。
また、お書きになったエッセイがありましたら、ぜひお持ちください。
作品を皆さんで読み合いましょう。
(もちろん、手ぶらで参加されても大歓迎です)
エッセイを鑑賞しながら、女性同士の好奇心をおおいに広げて、暮らしのこと、健康のこと、子育てのこと……、語り合ってみませんか。
それもまた、生きることすべてにつながる楽しい学びのひとつとなることでしょう。
クラスの後は、とっておきのおいしいランチをご一緒しながら、もっともっとおしゃべりタイムを楽しんでいただきます。
同世代ならもちろん共通の話題で盛り上がるでしょうし、世代を超えたおしゃべりも、意外な発見があっておもしろいものですね。
★日時:2014年2月13日(木)10:40~13:30
★場所:銀座三越1階 デンマーク・ザ・ロイヤルカフェ
★参加費:6000円(教材費、およびランチ・スペシャルデザート代を含む)
★定員は8名です。残席あとわずかになりました。
★お申し込みの締め切りは、2月7日(金)とさせていただきます。
★お問い合わせ・お申込みは hitomi3kawasaki@gmail.com まで。
★詳細は、コミュニケーション・プレイスのサイトをご覧ください。そちらからもお申し込みいただけます。
銀座エッセイサロンのご案内 ― 2013年11月14日
以前からご案内しているエッセイサロンin銀座。
銀座三越のデンマーク・ザ・ロイヤルカフェで開催のコミュニケーション・プレイスの一講座として行われます。
このコミュニケーション・プレイスのコーディネーターである大戸尚美さんは、古い友人です。長男が小学校1年のときに、彼女のお嬢さんも同じクラスでした。つまり、「ママ友」なんていう言葉もなかった時代のママ友。家も近く、道端でおしゃべりしたものです。障害のある息子をいつもあたたかく見守ってくれました。
その後、ご主人の転勤でアメリカへ。かつて国際線のキャビンアテンダントだった彼女は、帰国後もいろいろとキャリアを積み、能力を生かしたお仕事をしてきました。コミュニケーション・プレイスもそのひとつです。
この秋、彼女はNaomi Place という会社を立ち上げました。コミュニケーション・プレイスのほかにも、イベントプロデュースなどをてがけていくそうです。
これからも、彼女の活躍を、応援していきたいと思います。
さて、次回エッセイサロンは、11月26日(火)に開催します。
銀座はクリスマス一色で、華やいだ雰囲気です。
ちょっと早起きして、お気に入りのおしゃれをして、銀座までお越しください。
新しい出会いと、楽しい語らいと、とっておきの料理が、お待ちしています。
朝は寒くても、帰りには体も心も温まってお帰りいただけることでしょう。
初めての方でもまったくご心配はいりません。
エッセイを書いてお持ちくださっても大歓迎。作品を皆さんで読み合いましょう。
お問い合わせ・お申込みは、コメント欄にお書きください。
または、hitomi3kawasaki@gmail.com まで。
詳細は、コミュニケーション・プレイスのサイトをご覧ください。
そちらからもお申し込みいただけます。
銀座のエッセイサロン ― 2013年07月30日
今日は、銀座三越のデンマーク・ザ・ロイヤルカフェで、エッセイ・プレイスを開催しました。
今回の参加者は、これまで最多の9名の方がたです。
そのうち、初めての方が5名。
エッセイ・プレイスの特色は、参加型の講座だということでしょうか。
事前に作品を書いて提出してもらいます。
提出しない方も、どんどん感想や意見を言っていただきます。
今回の作品は3編。
まず、「学生のとき以来、初めて作文を書いてみました」と言われたSさん。
アイスクリームの思い出や魅力にあふれていて、読んだ人は誰もが、今すぐ食べたい、と思ってしまうようなエッセイ!
アイスクリームを愛してやまないSさんの思いがあふれた楽しい作品でした。
続いて、今回が5回目の参加というYさんの作品。
さすがに心得たもので、セリフを実際と少しだけ変えて読みやすくする工夫があり、皆さんのお手本になるような書き方でした。
自分の怒りや悔しさを率直に表現されて、Yさんご自身は少々気恥ずかしさも感じられていたようですが、その素直な自己開示こそが、読み手の共感を得たのだと思います。
最後は、猫を飼っていた頃の思い出をつづったTさんの作品。
猫たちを描きながら、ご家族やご近所の人々とのふれあいが、浮かび上がっています。
シリーズで書き続けることで、自分史、家族史にもなるような、じつは貴重な記録なのだ、とあらためて感じさせられる味わい深いエッセイでした。
写真は、店内中央に据えられたロングテーブルでの、毎回同じようなショットです。でも、これが最後。
次回のエッセイ・プレイスのときには、このテーブルがリニューアルされているそうです。
楽しみでもあり、ちょっぴりさびしくもある今日のランチでした。
デザートは、フルーツの盛り合わせ。
見た目も楽しくカラフル。フルーツの酸味は蒸し暑い夏にぴったりのさわやかさです!
昨日のブログでもお伝えしたとおり、おみやげは、東松島ジュリアンのゼリー。
味わいながら、どんなエッセイが生まれるのでしょうか。
手にしているのは、昨年、銀座で開催していた東松島物産展でお友達になったOさんです。来週、東松島の近くの女川町に転居されます。
新天地に行ったら、いろいろ見たこと感じたことを、たくさん書いて、どんどん発信してくださいね。これからも、ずっと応援しています!
コミュニケーション・プレイスのサイトでも、今日の様子が紹介されています。
ぜひ、ご覧くださいね。
http://www.theroyalcafe.jp/blog/
次回のエッセイクラスは、9月24日(火)。お申し込みを受け付けています。
残席わずかになっていますので、お早めにどうぞ。
教材は……ジュリアンのゼリー!? ― 2013年07月29日
覚えてくださっていますか。東松島の美味しい洋菓子店です。
その中でも、この夏一番のお気に入りなのが、2種類の和菓子風味のゼリー。
日本酒ゼリーは、地元宮城のお米だけで仕込んだ純米酒と、日田天領水という名水で作り上げた奇跡の美味しさ。
まろやかなお酒の香りがふんわりと広がり、幸せな気分になれること請け合い!
酸味もほどほどで、青梅がごろんと丸ごと入っていてうれしくなる。甘さと爽やか
さて今日は、その2つを袋に詰めて、準備完了。
明日は、銀座三越デンマーク・ザ・ロイヤルカフェのコミュニケーション・プレイスです。エッセイクラスにご参加の皆さんに、召し上がっていただくのです。
え、これが教材……!?
そうなんです。ここからエッセイがひらめいてくる……というわけです。
食べてみたかったわ、と残念がっている方は、通信販売でも買うことができます。
「復興デパートメント」のサイトで、ぜひどうぞ!
(写真も当サイトからお借りしました)
次回のエッセイクラスは、9月24日(火)。お申し込みを受け付けています。
すでに定員の半分ほどが予約済みですので、お早めにどうぞ。
半年ぶりのエッセイクラスin銀座 ― 2013年05月28日
前回は11月末に開催し、その後家庭の事情でお休みしていましたから、半年ぶりです。
今回は、欠席の方がいらしたので、ご参加は7名のマダムたち。
3名の方が、作品を提出されました。作者ご自身が読み、皆さんが意見を交換します。
S子さんは、猫を飼っていたころの思い出エッセイ。このブログの「書き方のコツ」を読み、現在から過去に話が移るという手法をさっそく取り入れられていました。猫たちの描写は目に浮かぶようで、さりげなく会話が入っていて、家族の愛情も感じられる心温まるエッセイでした。
H子さんのエッセイは、福島の三春の滝桜を見に行ったけれど、時期が早く、結局苗木を翌年送ってもらい、娘さんの家の庭に植えるまでのストーリーです。春にふさわしい期待感が感じられました。また、思いやりにあふれた作者のお人柄が伝わるエッセイでした。
M子さんのは、エッセイではなく、ご専門の聴覚トレーニング指導のメソッドについて書かれた文章です。その大変珍しい指導法に皆さん興味津々……!
「多くの人に伝えていくために、これから文章として残したいのです」
と、M子さん。あせらず少しずつ、言葉をていねいに探しながら書いていってくださったらうれしいです。
皆さんの合評はとても活発で、的確な意見や率直な感想が、テーブル越しに交わされます。感動のため息も交じり、なごやかな笑いもあり……。あっという間に時が流れました。
さて、このマカロンは教材です。これを召し上がって、五感を使って味わい、それを表現してみましょう……と、実際に原稿用紙に書いてもらうつもりでしたが、熱心な作品鑑賞に時間を割くことにして、この実習はまた次回、となりました。
もちろん、マカロンはおみやげになりましたよ。
作品を持たずに参加された方は、ちょっと残念だったかもしれませんが、それなりに充実したひと時を持っていただけたのではないでしょうか。
そしていつものお楽しみランチタイム。
スパークリングワインの乾杯から、「いただきます!」。
とても初めての出会いとは思えない今日の集い。40代から70代まで、世代を超えた大人の女性の交流のひととき。本当に楽しく素敵な時間でした。
ご出席の皆さま、どうもありがとうございます。お疲れさまでした。
さて次は、7月30日(火)、9月24日(火)を予定しています。
ブログをお読みの皆さまも、ぜひ一度ご参加になりませんか。
お問い合わせ・お申し込みは、コメント欄にお書きいただくか(その場合は公開しません)、または、hitomi3kawasaki@gmail.com まで。
詳細は、ロイヤルカフェのサイトでもご覧いただけます。
昨日から、607サイト中の第2位を獲得しています。
皆さまの1日1回のクリックのおかげです、いつもどうもありがとうございます!!
最新7日分のクリック数でランクが決まります。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
旅のフォトエッセイ:東松島へ(1) ― 2013年05月17日
2011年初めのころ。
当時の私には、乗り越えなければならない大きな挫折が重くのしかかっていた。
そろそろ答えを出すべき、行き詰まりの問題も抱えていた。
「具体的に書きましょう」と、いつもエッセイ教室では口にするのだが、上記の内容だけはお許し願いたい。
そして、3月11日。東日本大震災。
あたりまえの日常があっけなく覆されるのを目の当たりにした。
これまでの価値観の修正を迫られた。多くの日本人がそうであったように。
明けて2012年。
何かしなくては。気持ちだけは突き動かされるのに、何をしたらいいのかわからない。
被災地と直接関わりのない自分は、何をすべきなのか。模索し続けているときに、友人を介して、東北の復興支援をするためのボランティアグループと関わるようになった。
2月から8月まで、月に一度、銀座で行われる「東松島物産展」の手伝いをさせてもらった。白状すれば、東松島市という存在さえ知らなかったのだが……。
大勢の仲間ができた。年齢的なギャップは多少の引け目だったけれど、それでも楽しく銀座に通った。
さらに、Facebookを通して、世界が広がった。
いつか被災地に行ってみよう。行かなくては、と思うようになった。
そんなある日、Facebook上の1枚の写真に吸い寄せられた。青い空に、青い鯉のぼりだけが泳いでいる。
そこで初めて、東松島市大曲浜の「青い鯉のぼりプロジェクト」を知ったのである。
それは、大曲浜に住んでいた、当時17歳の青年のエピソードから始まる。
彼は、祖父母、母、そして5歳の弟が津波の犠牲になった。がれきの中から見つかったのは、弟が好きだった青い鯉のぼり。家族の象徴であり、天に昇って竜となる伝説もある鯉のぼりだ。
彼は、その泥だらけの鯉のぼりを近くの川で洗った。やがて、次々と出てきた鯉のぼりを、母や祖父母たちへの思いも込めて、家の在ったあたりに空高く揚げた。
さらに、その年の5月5日には、全国から200尾以上の青い鯉のぼりが集められ、震災で亡くなった子どもたちのため、青空に掲げられた。
その年だけに終わらせずに、毎年3月11日から5月5日まで、青い鯉のぼりを泳がせよう。犠牲になった子どもたちの鎮魂のためにも、復興のシンボルとしても、続けていこう……。
それがこのプロジェクトである。
泣き虫の私は、二人の男の子を持つ母親として、涙が止まらない。
今すぐには無理でも、来年こそは、この鯉のぼりの下に立ちたい。
その願いが、私を被災地に向かわせるきっかけとなった。
願い叶って、今年のゴールデンウィーク、娘と二人、ついに東松島を訪ねることができた。5月3日、大曲浜の空に泳ぐ青い鯉のぼりたちを仰ぐことができたのである。
真っ青な空。強い海風。
津波に押し流されたたくさんの家々が在った場所。
近くにはまだ、家の中を波が暴れていったままの立派な住宅が1軒、撤去されず残っている。
聞こえるのは、鯉たちが空に泳ぐ音だけ。
その向こうの空の高みから、子どもたちの走り回る歓声が、聞こえてくるような気がした。
去りがたかった。
翌日も、ここを訪れて、鯉のぼりを見上げて立ち尽くしていた。
(続く)
エッセイクラスin銀座、満員御礼! ― 2013年04月26日
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お知らせしてまいりました5月28日(火)に銀座三越デンマーク・ザ・ロイヤルカフェで開催のエッセイクラスは、おかげさまで定員を超えるお申込みをいただきました。
どうもありがとうございます。
まだ1ヵ月前ですが、早くも締め切らせていただきます。
次回は、7月30日(水)に開催予定です。
ご参加ご希望の方は、お早めにご予約くださいますように。
お問い合わせ・お申し込みは、コメント欄にお書きいただくか(その場合は公開しません)、または、hitomi3kawasaki@gmail.com まで。
爽やかな朝の銀座で、エッセイをたしなみ、女性同士の語らいを楽しむ。
そして、おいしいランチのひとときを、あなたもご一緒にいかがでしょうか。
お待ちしております。