ダイアリーエッセイ:野菜の収穫 ― 2018年08月12日
帰省する故郷を持たない私は、この時期、ちょっとさみしい。旅行の予定もないときはなおさら。でも、人の減ったわが町でのんびりするのも悪くないと思えるようになりました。
今年は、思いがけない楽しみが転がり込んできました。
同じマンションの友人夫妻が、10日間の旅に出るので、彼らが借りている畑の留守を預かることになったのです。
3日前に、下見に連れて行ってもらいました。子どもたちが通った小学校の近くで、「シェア畑」と書かれたのぼりがたくさん立っています。
2、3日前に収穫したばかりで、まだ赤ちゃんサイズのキュウリやナスがたくさんなっていました。
▼3日前のオクラ。ミルク色のやさしい花が咲いていました。実はまだまだ短い。


そして今日、夫と行ってみると、赤ちゃんたちは、あっという間に大きくなっていて、本当にびっくり。キュウリは3倍ほどの大きさです。

昨晩は雷雨がすごかったから、水やりの必要もありません。曇りがちな空の下、連日の猛暑もなく、収穫だけで作業はおしまい。
赤と緑の二種のオクラも、シシトウのように小さめのピーマンも、亀裂が入ったミニトマトも、スーパーの店先の野菜とは何もかも違う。無農薬と新鮮さが何よりのごちそうです。
バジルは、パチンと切るだけで強烈な香りが立ち上って、食欲もわいてきました。
「今夜はイタリアンね!」と、思わずわが家のシェフ(=夫)にオーダーしました。

