ダイアリーエッセイ:熱帯の花たち2019年09月08日


今日は、ちょっとばかり骨休めに……


沖縄の海デ~ス……と言いたいところですが、東京都板橋区です。熱帯環境植物館に行ってきました。ミニ水族館もあるのです。

 

ここでバイトをしている家人から、

「世界で一番大きなランのタイガーオーキッドに花が咲いたから、ぜひ見に来て」と言われました。えー、この暑いのに、とブツブツ言いながら、1時間半も地下鉄に乗って出かけていきました。屋内はまさに熱帯環境“。

お目当ての花は、なんとなく地味で、名前どおりにトラ柄……というより、ヒョウ柄では? 

この株の背丈はせいぜい3メートルぐらいだけれど、高いものでは7メートルにもなるらしい。▼



 

それよりも、私は甘い香りのプルメリアが好きです。▼





▲中に、実が生っているものがあって、とても珍しいのだとか。ちょっとオクラのようなサイズと形の硬い実が2本ずつ、花の間から左右ににょきっと顔を出しています。

ドラえもんのタケコプターみたい。


▲甘い香りと言えば、オンシジウム・シャーリーベイビー。

このランは、チョコレートそっくりの香りがしました。

バレンタインの贈り物にもいいですね。チョコを食べなくても、香りだけで満足できて、ダイエット効果もありそう……?

 

ところで、昨年ここに来た時に、ひと目で惹かれた絵があります。ブラジルの画家が、アマゾンのジャングルを描いた大作です。そこに生息するさまざまな動植物が描かれていて、その色づかいも筆づかいも、とても繊細で観ていて飽きません。

▼遠くから撮れない場所に展示してあり、右4分の1ほど欠けています。ごめんなさい。


昨今、アマゾンが加速度的に焼失していき、大問題になっています。かけがえのない大自然を、人間の欲望だけで変化させてしまうことのないように、解決の道を探ってほしいものですね。



ダイアリーエッセイ:この日にあたり、ごあいさつ。2019年09月29日



今日は、929日。長男の33回目の誕生日です。

「軽い自閉症ですね」と、小児科医に診断を下された日から、30年が経ちました。なんとまあ、長い歳月だったことでしょう。涙あり、笑いあり、苦しみあり、喜びあり。あらゆる思いがぎゅうぎゅうに詰まった30年間でした。

 

そして、この春、自宅を離れて自立の第一歩を踏み出してから、7ヵ月。

毎晩、夕食後に電話があり、その日の食事のメニューや、サッカーJリーグの試合結果、大相撲の勝敗などを報告してくれます。

毎週土曜に帰宅し、翌日にはホームに戻ります。

生活は順調で、小さな問題はあっても、本人が自立して暮らしていることにプライドを持ち、満足している。それが何よりも大切なことなのではないでしょうか。

 

昨晩は、家族5人が集まって、近くのレストランで夕食をとりました。

33歳の抱負は?

「ホームでの生活をがんばります」 

 



介護施設にお世話になっている母も、健康状態は良好。穏やかに過ごしているので、ここらでほっと一息、ついてもいいかな、と思いました。

そんなわけで、10月上旬、1週間ほど旅行に出ます。

 

今回も3週間ぶりのブログ更新になってしまいました。

旅行の前後がとても忙しいのは毎度のこと。「何も今じゃなくてもいいのに……」と思うような用事が、向こうから手を振ってやってくる。それをクリアしていくことで、旅行の喜びも増すというものですね。(強がり?)

次回は帰国後に、楽しい写真をご覧いただければと思います。

行き先は、クロアチアです。


 



copyright © 2011-2021 hitomi kawasaki