エッセイの書き方のコツ(29):テーマは「袋」 ― 2016年02月27日
この1月から、あちこちのエッセイ教室で、「袋」というテーマで書いてもらってきました。
スカートをほどいてオシャレな手提げ袋を縫った話、古いお弁当袋の思い出、エコバッグがたまってしまう悩み、堪忍袋の緒が切れた話、旅先で失くした信玄袋が見つかった奇跡……と、さまざまな袋が登場しました。
そのほかにも、紙袋、お年玉袋、祝儀袋、巾着袋、体操袋、におい袋などなど、たくさんの袋が脚光を浴びました。
そして、どの袋からも、懐かしい思い出が見つかったり、自分の気持ちを再発見したり、思わぬ掘り出し物に出会った筆者が多かったようです。
テーマで書くと、そんな楽しさもあるのですね。
ただし、概して男性には難しいテーマだったかもしれません。ふだんの生活で、袋物には女性のほうがご縁がありそうです。
それに、なんと言っても、「おふくろ」ですものね。
さて皆さんだったら、どんな袋を思い浮かべますか。
何か素敵なものが入っているでしょうか。