著書のチャリティ販売in銀座2012年08月15日


今年は、月に一度のチーム東松島物産展で、ボランティアとして参加してきました。
2月から始まって、今月が第7回目、この週末1819日です。
銀座5丁目のTSビルは、復興支援のために東急不動産が無償で提供し、東日本復興応援プラザとして利用されています。そのビルの歩道にブースを並べて展開するのです。
大勢のボランティアが集まって、販売からチラシ配布まで、手分けして物産展を手伝います。
でも残念ながら、ビルの取り壊しが決まっていて、この場所での物産展は今回限りとなってしまいました。

歩道の出店。前を行く人に声をかけます。

海産物、野菜、精米、和菓子、洋菓子、醤油、ドレッシング、日本酒……。
仮設住宅の女性たちの手芸品……。
毎回、たくさんの品々が東松島から運ばれてきて、回を追うごとにその数も種類も増えていきました。
東松島の美味しい物たち。

キャラクターたち。

プラザの2階でチャリティライブも行われるようになりました。
大曲浜獅子舞保存会の方たちの力強いパフォーマンスも行われました。
イートくん&イーナちゃんのキャラクターや、スタンプラリーも登場。
子どもから大人まで楽しめるにぎやかなイベントに発展してきました。
本当に残念ですが、最終回です。


『歌おうか、モト君。』再版本の表紙

この日に合わせて発行日819日が決まったのです。
『歌おうか、モト君。~自閉症児とともに歩む子育てエッセイ~』
私の著書の再版本。
19日、チャリティライブの会場の片隅で、本を販売させてもらうことになりました。
売り上げは、全額寄付。

私の持っている何か、私なりの何かを生かして、協力ができたら、と思いました。
そんな時期に、私の本が生まれ変わることになったのです。
ボランティアに関わったのも、本の再版を決意したのも、この時期に仕上がったのも、偶然ではない。苦しい日々のなかで出会った人たちが、私を導いてくれた。私はそう思っています。
〈ご縁〉という言葉が好きになり、よく使うようになりました。

私が自閉症の長男を25年間なんとか無事に育ててこられたのも、たくさんの人たちの支えがあったればこそ。感謝の気持ちでいっぱいです。
今度は私が、ご恩返しをする番です。

これを読んでくださっている皆さん、お時間がありましたら、1819日、銀座5丁目にいらしてください。
私のチャリティ販売は19日だけですが、18日でもかまいません。
最終回のチーム東松島物産展&チャリティライブを楽しんでいってください。
お待ちしています。



コメント

_ 柴田 慶子 ― 2012/08/17 10:10

「私の持っている何か、私なりの何かを生かして、協力ができたら、と思いました。そんな時期に、私の本が生まれ変わることになったのです」。
自分の持っている何かを生かして協力できる。そのような能力をお持ちであり、かつ、発揮できるひとみさんは素晴らしいと思います。
本日、名越康文先生が、「それぞれが別の役割を果たす時、歴史は動き出す」旨Twitterで書かれておりました。歴史を動かしてください。お願いします。

_ hitomi ― 2012/08/17 14:20

慶子さん、もったいないようなコメントをどうもありがとうございます。
私はわがままだから、いつも好きなことだけしていたい。子育ても仕事もボランティアも、好きなことだけやって事足りたら理想的。まだまだ力不足ですが、その小さな力が少しでも生きたらうれしいです。
歴史を動かすのも、一人の大きな力ではなく、一人ひとりの小さな力の集合体ではないでしょうか。私はパソコンに向かって必死で文を練る。行動力のある慶子さんは金曜の夜に出かけていく。そうすることによって、少しずつでも世の中が変わっていく。名越先生はそういうことを言われているのでしょう。
誰でも歴史を動かす力の一部分になれるんですね。お互い、がんばりましょう!

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