節分の夜の気がかりは ― 2015年02月03日
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いつからこんなに流行ってきちゃったんでしょうね、恵方巻き。
どうもあの食べ方が好きになれません。(お上品ぶっているのではなく、歯が悪くてそれができない負け惜しみですけど)
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わが家は、1200年以上も歴史があるという豆まきを、毎年欠かしません。
自閉症の長男は、毎年恒例の行事はきちんとやりたがるのです。
今年も長男が、体に似合わない小さな声で「おにはそと……」とつぶやいては、夜の庭に向かってパラパラとまきました。
以前は、節分の夜にはあちこちから「鬼は外!」の元気な声が聞こえてきたものですが、それもなくなりましたね。まかれっぱなしの豆が問題になったりして、お寺や神社だけの行事になってきているのでしょうか。
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豆をまいた後は、年の数だけ福豆を食べます。
ところが、今年は大変な事態になりました。
家族みんなで食べ始めたら、福豆が足りないのです。
毎年、5粒ずつ消費量が増える計算なのに、今年は小さな袋を買ってしまったのかもしれません。
というわけで、子どもたちにはきちんと食べさせて、私は22歳も若返って食べ終えました。全部食べたらお腹をこわしかねないから、ちょうどいい。
でも、福も減ってしまうかな……
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エッセイの書き方のコツ(24):テーマで書いてみたら ― 2015年01月27日
エッセイを書くとき、自由に書くほうが好きですか。
それとも、あらかじめ決められたテーマで書くのがお得意でしょうか。
公募エッセイでは、後者のほうが断然多いですね。趣旨がはっきりしているからでしょう。
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私の教室で、何を書いたらいいのかわからない、書くことが見つからない……、などの声があるときには、課題としてテーマを定めて書いてもらいます。
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ちょっと季節外れなお話でごめんなさい。
先月の湘南エッセイサロンでのことです。
いつもは自由な内容で書きますが、たまにはテーマで書いてみましょうか、ということになりました。ちょうど12月ですから、「クリスマス」というテーマにしてみました。
海外暮らしを経験したメンバーも多く、バラエティに富んだクリスマスが読めるのでは、という思惑もありました。
はたして、ドイツやアメリカのクリスマス、日本でも昭和初期から現代にいたるまで、十人十色のクリスマスがつづられて、読むだけで幸せ気分が満ちてくるようです。
「この思い出を、初めて文章にしました」
「懐かしくて、書いていて楽しかったです」
作者の皆さんの感想でした。
写真は、レープクーヘンというドイツのお菓子。ドイツのクリスマスには欠かせないとか。〇〇
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そんななかで、Tさんは、70年にわたるクリスマスを一気につづりました。進駐軍のクリスマスにあこがれて、父上にツリーを作ってもらった子ども時代の思い出から、お子さんたちのためにサンタの代役を必死で務めた楽しいエピソード、さらにお孫さんたちが聖誕劇をする話にいたるまで、盛りだくさんです。
ところが、Tさんは、朗読した後、ほんの少し険しい顔をして、こう言われたのです。
「楽しい思い出を書いたつもりだったのですが、こうして読んでみると、別の思いが湧いてきました。戦後の私たちは、アメリカにしてやられたなぁ、と……」
当時はなぜあれほどアメリカにあこがれたのだろうか。アメリカの真似をして、どんどん取り入れてしまったけれど、今になってみれば、日本には日本のすばらしいところがあるはずなのに、もったいないことをしたような気がする……と語りました。
言葉は多少違うかもしれませんが、そのようなコメントだったと私は解釈しています。
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テーマを与えられて、初めて書いたからこそ、大事なことに気づいた。
それが、エッセイを書く意味ではないでしょうか。
この日のエッセイサロンで、改めてその思いを強くしたのでした。
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書いて初めて見えてくる真実があります。
心の底に言葉という光を当てて、初めて形になる思いがあります。
だからエッセイを書くのかもしれません。
――エッセイ集『なしのはな 第2号』あとがきより
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ときにはテーマで書いてみませんか。
知らなかった自分を発見できるかもしれません。
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ダイアリーエッセイ:遅ればせのサザン年越しライブ報告 ― 2015年01月09日
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遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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暮れには、母が入院し、私がインフルエンザに倒れ、万事休すの日々でしたが、ジコチュー主婦に徹し、大みそかには復活して、予定どおりサザンオールスターズの年越しライブに行くことができました~♪
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NHKの紅白歌合戦には、横浜アリーナからサプライズで登場。2階席にいた私も、きらめく光の一つとして、初出場を果たしましたよ。
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「皇居に出向いた話」もありまして、本物かどうかはわかりませんが、紫綬褒章を持ち出して、桑田くん特有のギャグにしていました。これには賛否両論あるようです。
「ラブユー東京」の替え歌で「ラブユー紫綬褒章」を歌い、「紫綬、紫綬、みんな~の紫綬褒章~♪」というサビは、大いに会場が湧きました!
デビュー曲の「勝手にシンドバッド」の途中から年越しのカウントダウンが始まって、ノリノリのうちに新年を迎えました。
天井からたくさんの風船が下りてきて……
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会場みんなで「一月一日」の歌を大合唱♪♫~
最後の曲は、「Oh! クラウディア」。涙を誘われて感極まったところで、深夜1時ごろ、おひらきとなりました。
浮き立つハートのまま、終夜運転の市営地下鉄に乗って、途中まで帰ってきたものの、そこから先の私鉄の上りは、4時まで待たないと始発が出ないというのです。一緒に誘ってくれた友人は、最終の下り電車が間に合い、帰っていきました。
しかたなく独りタクシー乗り場に並びました。すでに長い列……。20台は待つことになりそうです。それでも、次々と来るだろうと、高をくくっていました。
が、予想に反し、タクシーは来ない。30分たっても、列は半分にも減ってくれない。ときおり冷たーい北風が吹き、雨の予報だったにもかかわらず、頭上には星空が。じっと待っていると、体の芯から震えてきます。
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家で寝ている娘のことが脳裏をかすめます。車なら、自宅からは15分ほど。とはいえ、さすがにこの真夜中に娘を呼び出すことはできません。
もうちょっとでタクシーに乗れる。大丈夫、きっと待てる……。
そこでこらえきれずに、このライブのために用意したグッズを取り出しました。羊の顔のフードが付いたケープです。
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今回のライブのタイトルは「羊だよ、全員集合!」。そこで、羊のスタイルで参戦したのです。ちょっと恥ずかしすぎて、オバサンが着ている姿はお目にかけられませんが……。
この顔の部分は折りたたんで、ダウンコートの上からショールのように巻きつけて、寒さをしのぎました。
真冬の夜空の下、待つこと1時間20分。羊がいなかったら、本当に遭難していたかもしれません。
翌朝、娘にその話をすると、「電話してくれたら行ってあげたのに」とあっさり言われました。なあんだ、頼ればよかった。
そうそう、「情けは人のためならず」ですものね。
今年も、皆に甘え、皆に支えてもらって、やっていきましょう。
元旦夜明け前の教訓でした。
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ダイアリーエッセイ:いつもと違う誕生日 ― 2014年12月22日
昨日は特別な日。×〇回目の誕生日でした。
いつもの誕生日というと、家族そろって、マンションの4軒となりに住む母も呼んで、クリスマスパーティーを兼ねた楽しいディナーを用意していました。それがうれしいようなさびしいような複雑な気分ではありますが、生まれた日の宿命です。
ところが……
2日前、母が急に入院してしまったのです。
91歳になる母は、2週間前にリウマチが発症して、薬を投与。つい2日前からはその薬のせいで、全身にひどい発疹が出ました。整形外科で紹介状を書いてもらい、病院の皮膚科を受診すると、「このまま入院」と告げられました。
その日の午後は、エッセイクラブ稲城に行く予定でしたが、急きょキャンセル。母宅と病院を3往復して入院の準備を整えました。
稲城の皆さんには大変ご迷惑をおかけしました。
そのほかにも、月末までの仕事、年末のあれこれ、もちろん楽しいイベントも……。スケジュールはびっしりです。でも、万事休すに陥りました。
記念すべき誕生日も、すべて自粛ムードとなりました。
テーブルにいつもの母の席はなく、バースデーケーキもクリスマスチキンもなし。私が言いだしたこととはいえ、ちょっとさびしくてあとから落ち込みました。
これからは、もう少し家族に目を向けよ、という神様からのサインかもしれない。今までの私は自分のことばかりを優先しすぎていたのでは……。今日は、今までの自分をリセットする日。節目の年を迎えて、新たな自分になろう……などと柄にもなく反省までしました。
とはいえ、この日のために用意してきた美味しいものたちが、食べられるのを待っています。ココファームワイナリーの収穫祭ワインや、夏にフランスで買ってきた赤ワインとフォアグラの缶詰、東松島から取り寄せた生牡蠣などなど。
結局、家族5人で、母の分まで分け合いながら、それぞれの胃袋に収めました。やっぱりにぎやかな夜となりました。
これからは、形にとらわれることなく、自分なりのやり方で楽しめばそれでいいのだ、と気がついたのでした。
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雪の結晶が飛び出てくる素敵な絵本と、わが家の小さなクリスマスツリー。
どちらも、私の大切な人たちからの贈り物です。
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大好きマカロンのクリスマスバージョン。
ケーキの代わりに、自分で買って来ました。
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皆さんも、大切な人と素敵なクリスマスをお過ごしくださいね。
おかげさまで、母は順調に快復、週末にも退院できそうです。
ダイアリーエッセイ:雪アートは、これ! ― 2014年02月16日
銀メダルだ! おめでとう!
年を顧みずにがんばっている彼に、私も共感して応援してきた。
41歳。冬季五輪では最年長のメダリストとなったという。
テレビの前で拍手!!
さて、昨日もせっせと、マンションの駐車場の雪かきに励んだ。オバサンも負けてはいられない。
今日は、駐車場の隅に積みあげた雪の山で雪だるまアートを作ろう、と思った。ちまたでは、スヌーピーが犬小屋に寝ている雪像や、トトロの雪だるまが流行っているらしい。私はフナッシーに挑戦!とひそかに意気込んで、お昼過ぎに出ていったのだが……。
残念、その雪山にはすでにかまくらが掘ってあり、子どもたちが遊んでいた。
雪だるまはあきらめて、スロープの雪かきをした。愛車はノーマルタイヤなので、坂が凍りついたら怖いのである。
雪は少しだけかき分けてあったが、さらに整えて、車の通り道を作った。
途中から男性がひとり手伝いに来た。それまではほとんど私ひとりでやった。
終わってみたら、これもまた雪アートではないか。
題して、「ラージヒル」。
ダイアリーエッセイ:不憫チョコ ― 2014年02月14日
わが家の長男モトは、自閉症という障害特性からか、とても時間や予定に執着する。だから、「カレンダー男」という異名をとる。いつも、今日は何の日か、何を食べる日か、どんなイベントがあるのか、と気にかけている。
2月14日といえば、バレンタインデー。
1週間前から、「2月14日はバレンタインデーだ!」と言われてしまうと、ほおってはおけない。母親とは底なしの愛情を注ぐもの。彼にチョコをあげる女性がいないから、というより、カレンダー男のこだわりにこたえてあげようか、という気分になって20数年。彼の〈事前予告〉を聞くと、チョコレートを用意する。
ところが、このカレンダー男のカレンダーには、なぜか「ホワイトデー」という日がないのである。
今まで、3月14日は私が気をつかって、お世話になっている職場の方がたにお菓子を用意して持たせたりしてきた。
これだけ商業ベースで騒がれている二つの14日なのに、モトのこだわりがバレンタインだけというのは、どういうこと?
お返しをするなんてめんどくさいことは、彼の辞書には無いのかな?
今年は言ってみた。
「ちゃんと3月14日にお返しちょうだいね」
おりしも、今日は朝から白い雪が降りしきっている。
モトいわく、「今日は、ホワイト・バレンタインデーだよ」。
う~ん、うまく逃げられた……のかも。
ダイアリーエッセイ:大雪だ!! ― 2014年02月09日
大雪警報が出た。
降り始めて半日たったころ、じっとしていられず、駐車場の愛車を見にいった。
前回の大雪のときは、フロントグラスに凍りついた雪を解かすのが大変だったから、まずワイパーを立てて、今積もっている分だけでも落としておこうと思った。
すでに、雪の厚さ10センチ。
夜の間、吹雪く音が聞こえていた。
翌朝は雪も止んで、薄日が差してきた。
やはり、じっとしていられず、手袋をしてスノーブーツを履き、子ども用のそりとスコップを持ち出す。長男モトと二人で玄関を出た。
マンションの歩道はすでに雪かきが済んでいた。
日陰の駐車場では住人の方が数名、まだ雪かき中。駐車スペースから道路まではわずかなスロープになっていて、ここの積雪がくせものなのだ。
親しいOさんのご主人に声をかけて、さっそく雪をすくっては横にどけていく。
モトも上手に手伝ってくれる。
積雪は20センチを優に超えている。
「子どもたちがよく、このスロープでソリ遊びをしましたよね」
「かまくらだって作りましたよね」
どちらからともなく、そんな話題になる。
もうここで雪遊びをする子どもはいないの? ちょっとさびしい。
スコップを動かしながら、本当は雪だるまを作りたかった。
そうそう、子どもたちが小さいころ、私が一人で雪だるまを作ったこともあったっけ。
子どもたちのためというより、自分が楽しんでいた。
そこへ通りがかったKさんの奥さんに、
「ご精が出ますね。雪国のお生まれですか」と聞かれた。
「いえいえ、そうじゃないから、楽しくて作っているんです!」
Kさん、なるほどという顔でほほ笑んだ。
そんなことを思い出していると、今度はそのKさんのご主人が登場。
彼は、私より1つ年上だが、スキーの達人で、今でも車にスキーを積んでは、滑りに出かけるようなスポーツマン。雪のことなら彼にお伺いを立てるのが一番だ。
結局、大量の雪の置き場所もないので、雪はKさんのスタッドレスタイヤの車で踏み固めることになった。
その後、なるべく解けやすいように、何か所か地肌が見えるくらいの穴を空けておく。
やがて、お疲れさまの声をかけ合って、みな姿を消してしまった。
私は去りがたく、モトと二人で、愛車の雪を下ろし、周りの雪をどけた。
ときどき、ドドーンと大きな音がする。5階建ての屋根から、雪の庇が落下するのだ。下にいたら、けがをするかもしれない。改めて、雪国の暮らしの厳しさを思う。
それでも私は雪が好き。寒いけれど、冬が好き。
それは、私が冬至に生まれたからなのだ、と勝手に決めている。
ダイアリーエッセイ:風邪が治って、梅咲いて ― 2014年01月22日
(これについては昨年も書いたので割愛します)
つまり、「今年は震災から19年目」といえば、翌日息子は19歳になる。
さて今年の1月18日の誕生日に、何をしてほしいかと問えば、
「ケーキバイキング!」と、のたもうた。
さすがはわが家の草食系次男坊である。
体の半分は砂糖でできていると自認する私、これには異存なし。財布のひもを解いて、腕を組んで連れていってやろうと思っていたその2日前の朝、喉が腫れて胃が痛んだ。
昨年はこの症状の時に、うがい薬で徹底的にうがいをして、喉から侵入するウィルスを食い止めた。が、今年は受験生がいなかったから、油断した。
翌日には喉の腫れが進んだ。とはいえ、車で出かけなくてはならず、眠くなる風邪薬はNG。栄養ドリンクでごまかして、なんとか2日間のエッセイ教室を務めた。
18日、とりあえずケーキバイキングは延期にして、次男の好みのケーキを2種類、デパ地下で買って帰った。
イチゴのショートケーキとモンブラン、もちろん、どちらもホールで。
帰宅すると、次男のリクエストのクリームシチューやスペアリブが出来上がっていた。もう一人のシェフが腕を振るっている。
マンションの4軒隣に住む母も呼んで、6人でテーブルを囲んだ。
体調に気をつけながら、でもお祝いの席だし、控えめにワインも飲んだ。ケーキも小さくカットして味わった。楽しく食べたつもりだった。
それでも、敏感な長男は、何か異常を感じたのだろう。私のいつもと違う鼻声、ガサツな口調、イライラした態度……。言い訳をすれば、疲れていて、けっこうキツかったのだ。
突然彼のパニックのスイッチが入ってしまった。私が怒っていると勘違いしたらしい。私に向かって、何か大声で怒鳴って、こぶしをかざした。
その瞬間、私は胃が縮み上がった。
それも、いつものこと。せっかくのケーキを台無しにしてはもったいない。まあまあ、と長男をなだめる人、知らん顔してケーキをカットする人、皆がそれぞれ、何事もなかったように、彼のパニックをやり過ごし、その夜はお開きとなった。
夜更け過ぎ、不快感で目が覚めた。どうやら胃腸をやられたらしい。
合計3回もトイレに起きだして七転八倒。翌日からは熱も出た。
ノロウィルスかもしれない、と思った。
それから、ひたすら眠り続けた。
腹痛もなかったが食欲もなく、1合のお粥を炊いてもらって、毎食一口、二口食べる。そして、なめらかプリンを半分。あとは薄めた麦茶を口にするのみ。
市販の葛根湯入り風邪薬を呑んでは、また眠る。
もう3日になるが、高齢の母さえも、うつった様子はないので、感染力の強いノロではなかったのだろう。ほっとする。
モトの大声のせいで、体内の風邪菌が突然変異をきたしたにちがいない。
やっと今朝から普通に起きられるようになった。
まだ頭がふらふらしているが、食欲も少しずつ出てきた。
明日は湘南エッセイサロン。楽しみにしてくださっている方々の顔が浮かぶ。
そこにさしてあった梅の小枝に、小さな花が咲いている。
1センチほどの可憐な花だけれど、香りはたしかに清楚な梅の香り。
春が待ちどおしい。
あけましておめでとうございます ― 2014年01月02日
年賀状は、毎年パソコンで作ります。今年も2種類作ってみました。
差し上げなかった皆さんのために、ブログで初公開。
あて名書きだけは、ソフト全盛の世の中に逆らい、せめてものこだわりで下手な字を書いてきました。でも今年は、かなり右手の関節炎が痛んで……。
来年からはソフトのお世話になるかもしれません。
ところで、わが家のおせち。お重がかわいいでしょう。
開けまして……
おめでとうございます!
ダイアリーエッセイ:昨日、誕生日で ― 2013年12月22日
誕生会もプレゼントも、なんとなくクリスマスと一緒にされてしまうようで……。
でも今は、この時期でよかった、と思える。街中がキラキラした装いで、私のために祝ってくれているみたいな気分だし、雪が降れば、それは天からの贈り物、素敵なホワイトバースデー!
昨日は、仲良し4人組と表参道のイルミネーションを見て、きれいなお店でショッピングをし、もちろん美味しい食事も楽しんだ。
この4人組は、同じマンションに住み、一緒に子育てをしてきた、いわば子育ての同志。とはいえ、子どもの成長とともに、それぞれの仕事のキャリアも積み、忙しい時間をやりくりして、一緒に楽しい時間を持つようになった。
私は最年長だけれど、もっとも子どもの年齢が低く、まして障がい児を抱えているので、一番みんなに助けてもらっている。
そして、プレゼントにもらうのは、写真入りの寄せ書きカード。
どんな高価な品物よりも、プライスレスな価値ある贈り物だ。
このカードも今年で12枚目。かけがえのない友情にあらためて感謝の夜だった。