ボランティア初日に思う2012年02月20日

今月初め、東京・恵比寿にある「メディア・サーカス」を訪ねました。
人と人との間をつなぎ、メディアを通して社会的な活動を興していく会社で、出版関連事業も行っています。
社長の作間さんは、とてもエネルギッシュで、いつもお仕事で飛び回っているのに、穏やかな笑みを絶やさない女性。お会いして、いっぺんでファンになりました。
東日本大震災の一月後には現地石巻に出向いたとか。以来、現地の人々とつながりながら、復興支援の活動を続けています。

先週の土曜にも、彼女の関わる復興応援プロジェクトに参加させてもらい、銀座で東松島市の物産展のお手伝いをしてきました。
写真中央の銀色のパンツの男性はご存じ俳優の津川雅彦さん。その向かって左側に顔を出しているのが作間さんです。

震災復興応援プロジェクト チーム東松島と津川雅彦さん。

歩道の出店。前を行く人に声をかけます。

北風の冷たい一日でしたが、歩道の出店で、海苔や塩辛、お菓子にお酒、手作りの品などを販売しました。売り子なら得意です。
数寄屋橋の交差点で、物産展のチラシを配ったときには、北風同様、行きかう人の冷たさがちょっぴり身に沁みました。
無関心にならないで。まだまだ終わっていませんよ。

私に何ができるだろう。
あの日からずっと、それを思い続けてきました。
わずかな義援金を送って、それで終わりではなく……。
私が障害児を育てるとき、どれほどたくさんの温かい支えをいただいたことだろう。
いまこそ、必要とする人々の支えになりたいと思う。
作間さんのような行動力もなく、若者たちのように被災地でボランティアをする体力もない。
できるのは、こうして書くことだけ。言葉の力。
どうやったら生かすことができるのだろうか。

それを考えるきっかけになったボランティア初日でした。

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