ダイアリーエッセイ:終了前夜のときめきを……2015年09月24日


今、ちょうど中間試験の最終日前夜のような気分だ。

 

高校生の頃、試験が明日で最後だと思うと、まだ試験勉強が終わらないうちから、そわそわうれしかった。

1年のときから部活をやめて帰宅部だった私は、終わったら何をしよう、どこへ行こうか、とそんなことばかり考えながら最後の科目の勉強に励んだ。あと一日でつかのまの解放感に浸れることが待ち遠しかった。

 

【西暦2000年以降の直木賞受賞作を読破する】という目標を打ち立てていることは、これまでにも何回か書いてきた。今年の上半期までで、全部で41作品。それらが、あと154ページで読了、目標達成となるのである。

 

最後に読んでいるのは、昨年下半期の受賞作、西加奈子著『サラバ!』。

これもまた読み終わるのが惜しいくらい面白くて、よけいに胸が高鳴ってしまう。読んだ後で、改めておススメの本として紹介したい。

 

まるで高校生の頃のように、次は何の本を読もうか、今からわくわくする。

自分で作った足かせは、自分で外せばいいだけのことだけれど、面白がるのも私自身。せいぜい達成感と解放感に、はしゃいでみたい。




 

 








copyright © 2011-2021 hitomi kawasaki