おススメのエッセイ集:『あの日のスケッチ』松本泰子著 ― 2019年12月19日

古くからのエッセイ仲間でもある友人の泰子さんが、満を持して、エッセイ集を編みました。

落ち着いたサーモンピングの表紙を埋め尽くすように散りばめられたイラストは、すべて彼女の次男くんの描いたもの。素敵でしょう!


表紙だけではなく、ページのあちらこちらに、そのエッセイにふさわしいカットが飾られています。オリジナルのしおりまで作って挟みました。
ところで、泰子さんとは、2016年3月にふたりでパリ旅行をしているのです。
その時のエッセイ「女友達との旅」も載せてくれました。そして、そのエッセイには、白ワインのグラスの挿絵が添えてあるではありませんか。
思わず、にんまり……!
あの日の思い出が、シャブリの香りとともに、懐かしくよみがえりました。
どうもありがとう、泰子ちゃん。

あの旅のことを、私はほとんど書き残せなかったのです。帰国したその夜に、母ががんに侵されていることを告げられ、それからは超多忙な日々で、エッセイを書く余裕はありませんでした。
でも、今からでも、あの充実したパリの旅を書いておきたい。泰子さんの本を読んで思いました。
私が、エッセイの中でどんな登場をしているのか、って? うふふ、それはぜひ、買って読んでみてくださいな。
そのエッセイに限らず、どのエッセイにも、彼女の感性が光り、味わいがあり、同世代としても共感でき、聡明な女性の文章が心地よく胸に落ちるのです。
アマゾンでお求めになってお読みいただけたら、私もうれしいです。
また、彼女は、書き溜めたエッセイを本にまとめていく作業を、自分の「エッセイ工房」というサイトに詳しく書いています。エッセイに興味のある方、ご自分も本を出したいと思っている方、必見です。とても参考になりますよ。
こちらもおススメのサイトです。

コメント
_ kattupa ― 2019/12/23 22:21
_ hitomi ― 2019/12/24 12:00
この本は、チャーミングな彼女がギュッと詰まったとても素敵なエッセイ集です。ぜひご購読くださって、お仲間にもおすすめくださったらうれしいです。
_ 砂希 ― 2020/10/03 21:32
先日、私も松本先生の本について書きました。
貴女様のブログが片割れ月さんのリンクに入っていて、非常に驚きました。
世間は狭いですね。
パリ旅行の際には、スーツケースからワインオープナーが登場する件で笑ってしまいました。
四字熟語でいえば、用意周到でしょうか。
お伺いできてよかったです。
せっかくなので、私もブックマークに登録させていただきました。
今後ともよろしくお願いいたします。
_ hitomi ― 2020/10/04 21:36
コメントありがとうございます!
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
私が砂希さんのことを知ったのは、「ごめんあそばせ」のエッセイ集を松本さんから借りて読み、とても高度なテクニックで楽しい文章を書く人だな、と思っていたら、いつだったか片割れ月さんのブログで、片割れ月さんと仲良しなのね!と発見したのでした。
ようやくお近づきになれて光栄です💛
私もお気に入りブログに入れておきます。ときどきお邪魔させてくださいね。
ところで私は、旅行には用意周到過ぎて重い荷物を小さな体で引きずって歩くタイプです。ところが、去年の旅行の相方は、ドライバーへのチップとともに渡す「きのこの山」を持参していたのでした。上には上がいるということを知りました。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://hitomis-essay.asablo.jp/blog/2019/12/19/9191358/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
エッセイを学んでいると人とのつながりが続いていいですね。