ダイアリー・エッセイ:沈丁花が咲いたら ― 2013年03月05日
昔の人は、うまいことを言ったものだ。
起きていると、日数のたつのが遅いこと遅いこと。
わが家の次男が、センター試験の日に、受験という荒海に船出をしてから、ようやく45日がたった。
365日の上乗せをしないことだけは決まったが、まだ最終決着はつかず、漂流中。
卒業はしたものの進学先の決まらない彼が、
「オレ、今、ニートだよ……」とつぶやく。
私はといえば、頭痛、胃痛、関節痛、肩こり……etc.
精神的ストレスで、体のあちこちが悲鳴を上げている。
庭の日かげの沈丁花、つぼみの紅色が一段と濃くなった。
甘い香りとともに白い花びらを見せるころには、わが家にも本当の春が来てくれるだろう。
それを信じて、さて、もうしばらくの冬眠だ。

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前回の〈続き〉は、謎解きの確証を得たうえで、公開したいと思っています。
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コメント
_ 片割れ月 ― 2013/03/06 22:58
_ hitomi ― 2013/03/07 12:35
今は雪一色のところも、かならず春が巡ってきて桜が咲く。冬眠しながら、その日を夢見ていることにします。
_ kattupa ― 2013/03/07 20:23
受験となると、こどもより親が心配するのは不思議ですね。
特に心労はいけません。このところ向田邦子を再読しています。
読んでいると、浮世のうさを忘れます。
_ hitomi ― 2013/03/08 09:26
私はそんな現実逃避のために、長い映画に酔いしれたり、長編小説に没頭したりして過ごしています。
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沈丁花が咲きましたか、うらやましいです~
受験生の親はとかく心労が溜るものですが、結果は後から付いてきます。
まずは、お疲れ様でした。