ダイアリー・エッセイ:沈丁花が咲いたら ― 2013年03月05日
昔の人は、うまいことを言ったものだ。
起きていると、日数のたつのが遅いこと遅いこと。
わが家の次男が、センター試験の日に、受験という荒海に船出をしてから、ようやく45日がたった。
365日の上乗せをしないことだけは決まったが、まだ最終決着はつかず、漂流中。
卒業はしたものの進学先の決まらない彼が、
「オレ、今、ニートだよ……」とつぶやく。
私はといえば、頭痛、胃痛、関節痛、肩こり……etc.
精神的ストレスで、体のあちこちが悲鳴を上げている。
庭の日かげの沈丁花、つぼみの紅色が一段と濃くなった。
甘い香りとともに白い花びらを見せるころには、わが家にも本当の春が来てくれるだろう。
それを信じて、さて、もうしばらくの冬眠だ。
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前回の〈続き〉は、謎解きの確証を得たうえで、公開したいと思っています。
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