春の京都へ(3):哲学の道を南禅寺へ ― 2014年04月21日
○
哲学の道を銀閣寺の方から歩きました。
この道も初めて。さほど川幅も広くない琵琶湖疏水に沿って、そぞろ歩きをしたくなるような小道が続いています。
○

○
両側には桜の木々。
大正時代、日本画家の橋本関雪が桜を寄贈したことから、「関雪桜」と呼ばれるそうですが、染井吉野が盛りを過ぎて、しきりと桜吹雪を降らせていました。
桜のみならず、雪やなぎは真っ白に咲き誇り、れんぎょうはあでやかな黄色、川べりの若草とともに、色のシンフォニーを奏でているようです。
川面には花筏がゆっくりと流れていました。

○


○
道沿いのお店で、桜色をしたシルクのスカーフを見つけました。お店の人が上手に巻いてくれたので、そのまま付けていきました。気分も桜色……!
(写真はまた後日)
○
○

○
若王子神社の境内、緋毛氈の上で桜と抹茶のアイスクリームをいただいて、ひと休みしてから、南禅寺へと向かいました。
南禅寺には、2011年11月にも訪れています。紅葉には少し早過ぎるころでした。
でも、こんなにたくさんの桜があることには気がつきませんでした。
○

○
○

三門の五鳳楼へ。
上るにはこの急な階段を這うようにして登らなければなりません。
(じつはこの写真、3年前に撮ったものですが)
ここからの眺めは、あの石川五右衛門の「絶景かな絶景かな……」という名セリフで有名になったところ。確かにどちらを向いても気持ちの良い景色が広がっていました。
○

○

○
○
境内を横切る水路閣。
明治時代に作られたそうで、レトロなたたずまいが、禅寺とよく似合っています。
○

○

○
水路閣の上を、今も疏水が流れています。
○
○
南禅寺の名物といえば、湯豆腐。
「順正」というお店で夕食をいただきました。
顎関節炎で固い物が噛めない今の私には、じつにありがたい名物でした。
○

○

○
○

○
松の枝の間に、京都の夕日が沈んでいき、夜になりました。
さて、夜桜は……
(続く)
○
