エッセイの書き方のコツ(9):合評って、すごい!2012年05月13日


去る58日、銀座のデンマーク・ザ・ロイヤルカフェで、エッセイクラスが行われました。その様子をご紹介しましょう。

5月8日 エッセイクラスin銀座

3名の方が、前もって作品を提出してくれました。
それをコピーして配り、テキストにします。

Aさんは、ブランドショップで買い物する優越感を、ユーモラスにつづりました。
すると、「わかる、わかる!」の共感の声。女性はショッピングが好きですものね。

Rさんは、高校生の息子のことを書きました。いろいろと問題の多い年頃です。
同じ高校生を持つ母親たちから、同じため息が漏れてきます。
小学生の男の子を持つお母さんからは、
「うちの子も、こんなになっちゃうのかしら……」との発言。
一同、大笑い。

Kさんは、ご自分のブログから料理教室の紹介記事を提出。
カラー写真もたくさんあり、読み終えたときには、全員が、
「おいしそう! 行ってみたいです!」

楽しく感想を述べるばかりではありません。
「ここの『相手』というのは、だれのことを指しているんですか」
「『居場所』って、抽象的な意味だと思うんですけど、どういう意味で使っているんでしょう」
読み手からの鋭い指摘です。作者本人が意図したとおりに伝わっていない。そのことに気づかせてあげるわけです。

皆で読むと、発見もあります。
「収穫した獲れたてのレモン……」って、あらら、なんだかおかしい……。
「大歓迎で迎えてくれる……」って、同じ漢字の繰り返し。
さて、どう書き換えたらいいでしょうか。

「獲る」は、動物を捕らえるときに使うので、「採りたて」のほうがいい。
さらに、「収穫したばかりのレモン」とすれば、もっとすっきりしますね。
同様に、「大喜びで迎えてくれる」「大歓迎してくれる」でいいのではないでしょうか。

いかがですか。
合評形式のクラスは、楽しくて、ためになることがおわかりになるでしょう。

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☆Rさんから、クラスの感想が届きました。

  楽しいクラスに参加させていただき、ありがとうございました。
  今日も新しい出会いがあって、とても楽しかったです。
  ひとみ先生のお人柄が吸引力になって、素敵な方々を呼ぶんだと思います。
  今日お会いした皆さんからパワーをもらったので、また明日から頑張れそうです。
  7月は何を書こうかな。

デンマーク・ザ・ロイヤルカフェの公式ブログでも、当日の様子がご覧いただけます。

☆次回のエッセイクラスin銀座の予定は、

  ★日時:2012724日(火)10101145
  ★場所:銀座三越1階 デンマーク・ザ・ロイヤルカフェ
  ★参加費:5000円(教材費・ランチ代を含む)
  ★定員は7名です。
  ★お申し込みの締め切りは、10日前の714日(土)とさせていただきます。
  ★お問い合わせ・詳細・お申込みは  hitomi3kawasaki@gmail.com まで。

あなたも、合評の輪に加わってみませんか。お待ちしています。


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