ダイアリー・エッセイ:三日月 ― 2012年11月18日
夕暮れどきの澄み渡った空に、三日月が浮かんでいる。
このごろは、この月を見るたびに、幼い日の子どもたちの爪を思い出す。
薄く、柔らかく、艶やかで、切ってやると、この形が私の掌に落ちた。
もう、どの子も、爪を切ってやることはない。
コメント
_ Pecora ― 2012/11/19 15:22
_ hitomi ― 2012/11/19 21:54
月は、毎月毎月同じ形を見せてくれるのに、人間は毎月毎月どんどん変わっていってしまう。そんなことも感じます。
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://hitomis-essay.asablo.jp/blog/2012/11/18/6637325/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
私もこの夜の三日月は印象に残っています。
月の光って、神秘的ですね。